アクア・ネックレス AQUA NECKLACE:水の首かざり

2017/10/01公開

本体名:片桐安十郎 <カタギリ・アンジュウロウ>

凶悪犯罪者、通称「アンジェロ」、IQ160

能力:水や水蒸気を伝わって移動し、人間を体内から破壊する

スタンド形成法射程距離パワー
無定形集合体 100m以内

スタンド解説

■「水」や「水蒸気」に混じってその中を移動できる人型スタンド。未開の部族が被る仮面のような不気味な顔をしており、全身の体表面には「目」の形をした模様がたくさん付いている。またその大きさは混じる水の量や状態でかなり変化するが、基本的には頭部が5cmくらいとかなり小さく、また下半身部分は人型を取らずに無定形になっていることが多い。

■本体の片桐安十郎は日本の犯罪史上に残る最低最悪の殺人鬼であり、新聞などでは「アンジェロ」と呼ばれている。彼がそう育った理由は典型的な「自分への甘え」によるもの、自意識と社会との折り合いをつけようとせず、周囲が自分の思いどおりにならない責任を全て周囲に転嫁し、その恨みつらみを残虐行為で発散してきたからである。

■そしてこのような「暴走しただけの弱い心」は本来なら、スタンド使いの資質としては下の下である。しかし4部から登場する「弓と矢」という道具はこのような者からもスタンドを引き出す力を持ち、そして彼は「弱さを攻撃に変えた」能力を得ることになる。

■アンジェロが出現させる人型スタンドは「スタンドエネルギー単独」では非常に弱く、またその脆弱すぎるスタンド体は、全身がスライムのように柔らかく他の物体への攻撃力がほとんどない。しかしこれらの性質は「水」という自在に形を変える物質と非常に親和性が高く、水に溶け込むことでその存在力を借りることができる。これによってアクア・ネックレスは、やっと満足にスタンドとして活動できるようになる。

■そしてアンジェロはこのスタンドを、自分が気に入らない「いい気になっている者」を殺害するために使う。その手段はこのスタンドを他者の肉体に侵入させ、体内から破壊することである。

■水の中に溶け込んだアクア・ネックレスは、水を「通り道」として伝うことで本体から遠く離れることができる。例えば水道に入り込めば民家の台所やトイレに侵入でき、雨が降っていれば屋外を自由に動ける。(その射程距離は100m以内といったところである) さらにこのスタンドは、沸騰したヤカンの「湯気」や加湿器の「蒸気」を伝うことも可能である。

■また水や水蒸気に溶け込んだアクア・ネックレスは、敵スタンドから攻撃を受けても形が一時的に崩れるだけでダメージを受けることはなく、当然本体も無傷である。

■そしてこれらの特性を駆使して相手の体内に侵入したアクア・ネックレスは、そこからさらに肉体内の水分を伝って肉体内に微細な根を張り、しかる後に膨張することで人体を破壊できる。これは植物がアスファルトに根を張って亀裂を入れるのと同じく、パワーは必要ない。そしてこの攻撃を食らった相手は血管や細胞が大量に破裂し、それが頭部内であれば即死する。

■またその逆にアクア・ネックレスは、人体内に大量に張った根で肉体を「補強」することもできる。これは山地に生えた森林の根が土壌を補強して土砂崩れを防ぐのと同じ理屈である。作中でアンジェロは絞首刑に処せられ、20分間ロープに吊られたにもかかわらず死ななかったというエピソードがあるが、それはこの能力効果によるものである。

■このようにアクア・ネックレスは肉体内の水分を伝うことで擬似的にパワーを発揮できる。しかし逆に「水分を全く通さない」ガラスやゴム手袋などには完全に無力であり、それらの内部に閉じ込められれば自力での脱出は不可能となる。またこれらに捕えられた状態でそれを振り回された場合、スタンドにはダメージはないが、逃げ場のない衝撃は本体に伝わってしまう。

■なお水に溶け込んだアクア・ネックレスの形状は、半ば水の形状に従い、半ばスタンドの形状に水を固めてもいる。そして後者の性質を使って本体が集中すれば、水を本体が望んだとおりの形状に固めることも可能である。作中ではこれを使い、無地のガラス瓶の表面にブランデーのラベルを作り出している。

■またアクア・ネックレスは他者の脳の辺りに侵入することで、相手の精神を自分の精神で汚染し、相手を操り犯罪に駆り立てることもできる。作中ではこの能力で一般人にコンビニ強盗をさせていた。ただしこれはおそらく善良な者には効かず、アンジェロと同じ「社会への鬱屈した感情」がある程度以上なければ効果を発揮しないと思われる。

内部リンク

『ザ・フール』
ジョジョ3部に登場。砂を固めて操る犬型スタンド。仮面のような顔、物理ダメージ無効などがアクア・ネックレスと共通している。
『ハイエロファントグリーン』
ジョジョ3部に登場。触手状に変形できる人型スタンド。このスタンドもアクア・ネックレスと同じく、人体内に入って他者を凶暴化していた。
『エコーズACT1』
4部のメインキャラクター広瀬康一のスタンド。彼は「弓と矢」でもスタンドが引き出されずにいったんは死にかけ、その後に得たこの能力もパワーが非常に低い。
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