世界樹 (スタンド名なし)

2004/05/05公開

本体:DIOの骨

ジョジョ3部で死亡した吸血鬼DIOの遺骨

能力:36名の極罪人を植物に変えて根を繋げ、一つの「実」を生み落とす

スタンド形成法射程距離パワー射程・パワー増加法
スタンド体復活体 自活パワー供給

スタンド解説

■「天国へ行く方法」の一手順として、DIOのスタンド「ザ・ワールド」が、「人類の正しい結末」を演算する際に発動する能力。ただしザ・ワールドはこの手順が実行される前にDIOの死と共に消滅してしまったため、実際にはこの能力は、DIOが生前に自分の肉体から抜き取りプッチ神父に渡していた「骨」に、スポーツ・マックスのスタンド「リンプ・ビズキット」が力を呼び戻すことで発動されている。

■ザ・ワールドが「人類の正しい結末」の演算を始めるには、まずザ・ワールドをその「器」である一個人、DIOの肉体と記憶の束縛から解放しなければならない。そしてこの手順で解放されたザ・ワールドと、「DIOの骨」に力だけを呼び戻したものとは、その性質はほぼ等しいため代用が可能となる。

■解放されたザ・ワールド(または骨)は、自らに触れた人間たちを無差別・無条件に「植物」の姿へと変えて、自身の一部とする。そして植物化した人間から伸びていく根は、他の植物化した人間から伸びてくる根と触れると一体化して繋がり、こうして植物化した人間たちを互いに網の目のように結ぶことで、その全体が一つの巨大な植物として機能するようになる。

■この植物の構造はいわば、複数のコンピューターを連結して一つの膨大な演算を行う「スーパーコンピューター」のようなものである。そしてこの植物はザ・ワールド(骨)に宿る意思のもと、植物化した人間たちの肉体と魂を記憶容量に、その身に受ける太陽光を動力に、成長速度を演算速度に変えて、ある一つの「シミュレーション」を行う。そのシミュレーションとは、この植物内部に世界を抽象モデル化した「世界の縮図」を作り出し、その世界内の「時間」を運命を操りながら未来へと加速させ、その果てにある「人類の正しい結末」を演算結果として得ることである。

■強いパワーを持つとされる極罪人36名以上の魂で以って、この樹木内に実体を持たない情報的存在として構築される「世界の縮図」は、時間・空間・エネルギー的に「世界」としての体を成す最小限の構成を持つ。「世界の縮図」の空間範囲は、生命進化の舞台にして、真空という無を境にそこから外を無視したほぼ「地球」のみの範囲。また「世界の縮図」のシミュレーション開始の状態は、人間にまで進化が進んでいる本物の世界の「今」と同じ時代。そのエネルギー規模は「36名の人間の魂のエネルギー」に、下記の「太陽のエネルギー」を加えたものとなる。

■本物の世界において、生命を生み出し維持するエネルギーのほぼ全ては、はるか遠くから届く「太陽光」によってもたらされている。これと同様に、この樹木とその内部の「世界の縮図」もまた、本物の太陽からエネルギーを与えられることではじめて活動できる。この樹木は太陽光を最大限に効率的にその身に受けて加速度的に成長していき、その成長速度は「世界の縮図」内における「時間」となり、「世界の縮図」内の歴史を加速度的に未来へと進めて行く。(なお、本物の世界に比べてエネルギー規模が遥かに小さい「世界の縮図」にとっては、本物の太陽から与えられるエネルギーは相対的に非常に膨大なものとなるため、ほんの数分の日射でも「人類の正しい結末」に至るまでのエネルギーを充分まかなえる量となる) 

■また、36名分の魂の規模しか持たない「世界の縮図」内では、ザ・ワールド(骨)に宿る意思、「人類の正しい結末へ辿り着こうとする力」も相対的に非常に強いものとなる。これによりザ・ワールドは「世界の縮図」を、王のごとき力で支配し、神のごとき力で運命を操り、確実にかつ無駄なく効率的に「人類の正しい結末」へと導く。

■こうして「世界の縮図」内でのシミュレーションが「結末」へと至った時、ザ・ワールド(骨)は情報的存在であるそれに同化して実体を与え、樹木はこれを「実」として本物の世界の中へと生み落とす。そしてこの実の中から誕生した「緑色の赤子」は、後に本物の世界の全生物を「人類の正しい結末」へと導く「道標」の役割を果たすことになる。

内部リンク

『メイド・イン・ヘブン』
「天国へ行く方法」の最終手順として、緑色の赤子と融合したプッチ神父が発動したスタンド。宇宙の時間を加速・一巡させることで、「人類の正しい結末」が運命として固定された世界である「天国」を実現する。
『ザ・ワールド』
かつてのDIOのスタンド。「時が止まった世界」の中で自分だけが動ける無敵の能力を持つ。
『サバイバー』
「DIOの骨」が植物化能力を発動したグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の懲罰房棟囚人の一人、グッチョのスタンド。グリーン・ドルフィン島は「宇宙の縮図」としての力場を持ち、その中でサバイバーは「ビッグバンの縮図」としての能力を持つ。
『プラネット・ウェイブス』
懲罰房棟看守の一人、ウエストウッドのスタンド。「地球の縮図」としての能力を持つ。本体は倒された後に植物に取り込まれる。
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