堅く保つは命の本能。

エコーズACT3 ECHOES ACT3

2016/05/11改訂

本体名:広瀬康一 <ヒロセ・コウイチ>

プロフィールJC34巻P145〜

能力:殴った物体に「重さ」を与える

スタンド形成法射程距離パワー射程・パワー増加法
身体同形体 5m 半操作分離

スタンド解説

■エコーズACT3は、ジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する平凡な高校生、広瀬康一を本体とする小動物型スタンド「エコーズACT2」から脱皮して生まれたエコーズの第三形態である。

広瀬康一
エコーズACT3

■卵型スタンドから始まったエコーズの成長は、この形態でついに康一と同じ身長・体格の人間型となった。その一方で射程距離は短くなり、ACT2の50mに対して5mとなっている。

■ACT3では、ACT2までにあった身体を覆う殻状の補強パーツは、背中にこぶし大の痕跡を残すのみとなり、臀部には尻尾の名残りらしき小さな三角錐形のでっぱりも残っている。またその頭部には、鼻先から頭頂部を通ってうなじの上辺りまで、半球型のカプセルが並び、一方側頭部には、十字型の細い穴が開いている。あとこのスタンドは半ズボンのようなものを履き、その股部分には大きく「3」と描かれている。

ACT3の背面

■ACT3にはACT2の本能から成長した「人格」が宿っており、よく喋る。その言葉遣いは基本的に敬語だが、「S・H・I・T」など英語の悪口も好んで使う。


■ACT1・ACT2はどちらも「音」を伴う「振動のエネルギー」を作り出し、それを「持続」させる能力であった。ACT3も同様に振動のエネルギーを作り出し、持続させるが、その性質は前二者とはかなり異なり、「音」も用いない。

■ACT3の能力は、スタンドの両拳で殴る衝撃で「重力場の凹み」を作り出し、その凹みを持続させることで、これを擬似的な「重さ」に変えることにある。


■物理学では「重力」は、4次元的な空間の凹みとして説明される。例えばトランポリンの膜の平面を3次元空間と考え、膜の上下方向が4次元的な方向であるとする。膜の上に鉄球を1つ置くと平面が凹む。これが鉄球の作り出す重力場であり、鉄球が重いほど平面は深く沈む。そのすぐ近くにもう1つ鉄球を置くと、新たな凹みができると同時に、2つの鉄球は互いの凹みに引き寄せられて近づく。これが鉄球同士に働く引力となる。

■ACT3は物体を殴る際に、同時に重力場の平面をも殴ってトランポリンの膜のように凹ませ、さらに拳を離した後も凹んだ状態を持続させ、それを物体内に留め置く。この結果、擬似的な重力場を内部に置かれた物体は「重く」されるのである。

■ただし、3次元空間内で繰り出す拳によって4次元方向への凹みを生み出すには、ACT3は殴打の前に拳法の構えのような動作を行う必要がある。

■ACT3はまず、空間内にXYZの3次元座標を仮想し、自分の右半身と左半身を分かつ面をX面、前半身と後半身を分かつ面をY面、上半身と下半身を分かつ面をZ面とする。その上でACT3は、左脚に重心をかけて立ち、左手の平をX面に合わせて前に突き出し、Y面と平行になるように立てた右手の平を、左手首と右手首がくっつくように突き出す。次にその両手の平を、左手の平を上側、右手の平を下側に向けながら、Z面と平行な面で重ね合わせ、それをACT3の目から見て反時計回りに腕ごと限界まで捻り、さらに右膝を曲げて体全体を使ってさらに捻り上げる。

ACT3の拳法のような動作

■ACT3は以上の、3次元空間を畳んで3次元以外のどこかへ捻り込むかのような予備動作により、重力場方向への殴打衝撃を生み出すことが可能となる。そしてACT3に宿る人格はこの動作から繰り出す両拳の連打を、「3FREEZE(スリーフリーズ)」という技名で呼んでいる。


■ACT3が作り出す「重さ」は、両拳で殴った物体に与えられて、その物体を重くする。ただし重くできるのは一度に1つの物体だけで、別の物体を重くしたければ、今重くしている物体の重さを解除するしかない。(どうやら重力場を凹ませたまま維持するのは相当難しいようである) 

■重さを維持できる射程距離は、スタンド体と同じく本体から5mで、重さは本体が近づくほどに増していく。その最大値は、命を持たない物質に対しては非常に高く、おそらくは10トンほどである。(作中ではタクシーサイズの車に動けなくなるほどの重さを与えている) 

重さで動けなくなった車

■一方で、スタンド能力への抵抗力を持つ生物やスタンド体には能力効果は激減し、それらが体感する「重さ」は2mほどの距離で40〜50kg、最大限に近づいてもおそらく100kgに及ばない。

■ただしスタンドエネルギーの伝播の法則により、生物やスタンドが重さを与えられた際には、その生物・スタンドが体感する重さが数10kgでも、それが立っている地面にはその重さは、物質相手の重さであるトン単位で伝わる。それは接地面積の小ささと相まって、アスファルトの路面でも凹ませるに充分な重量である。

凹む路面

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