Q:成人したジョナサンとディオは大体同じ身長で描かれているが、ディオも身長が190cm以上あるのか?
A:実際はディオの身長はジョナサンより10cm低いです。作中でそのとおりに描かれないのは読者向けの演出です。詳しくは『読者が目にする加工された世界』で。
「ジョジョの奇妙な冒険」でよくある疑問とその回答をQ&A形式にしました(回答は当サイトでの解釈によるものです)。『個別スタンド解説』や『ジョジョに関する雑記』でより詳しく解説していますが、そちらは回りくどいので結論だけまとめました。
A:実際はディオの身長はジョナサンより10cm低いです。作中でそのとおりに描かれないのは読者向けの演出です。詳しくは『読者が目にする加工された世界』で。
A:何年か世界を放浪もしましたが基本的には暗黒街暮らしだったようです。詳しくは『運命に拾われた脇役ロバート・E・O・スピードワゴン』で。
A:ジョジョの世界は単に物理的なだけでなく、「予言」や「闇の生物」など超常的な力も存在して成り立っています。そしてジョセフの特技も単なる推理力だけでなく、超常的な力を利用して成立しています。詳しくは『その場しのぎの達人ジョセフ・ジョースター』で。
A:ジョジョの世界では生物が作り出す「影」には霊的な力が宿っています。そしてワムウなど一部の者は、それを感じ取れる力を持っています。詳しくは『暗き「影」に宿るもの』で。
A:「潮力を利用して油が流れ続ける永久機関」であるヘルクライム・ピラーには神秘的な力が宿っており、「循環する霊的な力場」が生じています。そしてそこで修行する者はこの力場の影響を受け、一時的に食事・排泄・睡眠が不要になります。詳しくは『「超人」への登竜門ヘルクライム・ピラー』で。
A:この言い伝えはジョジョ1部でのトンペティの予言と同じく、ジョジョの世界の「運命を操る存在」から得たものです。そしてこの言い伝えの真意は、「柱の男が進化した究極生命体を人間に倒させる」ことにあります。詳しくは『「エイジャの赤石」に残る伝承の解釈』で。
A:太陽のもとで存在できないカーズは、太陽の克服を目指して他の生物を研究してきました。その結果彼は、自分たちには無く動植物には有る「黄金の比率」とでも呼ぶべきものが見えるようになりました。それこそが彼の欲するものであり、彼はそれがグチャグチャに壊れたさまを目にするのを嫌います。なのでカーズは自分の気分が害されないために動植物を守るのです。詳しくは『カーズが見せた慈愛の正体』で。
A:機械化したシュトロハイムは肉体的には死んでいます。彼の復活はナチスドイツが研究していたオカルト科学で「機械体に魂を宿らせて」実現されています。詳しくは『科学力と愛国心の奇跡ルドル・フォン・シュトロハイム』で。
A:悪霊ことスタープラチナには承太郎自身も自覚していない「テレポート」能力があります。それは承太郎が持つ「強大な魂の力」ゆえに与えられたものです。詳しくは『空条承太郎とDIOの「テレポート」能力』で。
A:同じ棺桶です。エリナが先に逃げ込んで蓋を閉め、その後にDIOがある手段によって二重底の下側に入りました。その手段とは、承太郎のスタープラチナが留置場内に色々な物を持ち込んだのと同じ能力です。詳しくは『空条承太郎とDIOの「テレポート」能力』で。
A:ジョジョの世界にはそうできない法則があります。スタンドという超能力は「世界の物理法則を乱す力」であり、一つの場所で多数のスタンド使いが戦うと、世界が局所的に崩壊しかねません。そこでジョジョの世界の「運命を操る存在」は、そういう事態が起こらないようにしています。詳しくは『「3対2」が無いスタンドバトルの世界』で。
A:ハングドマンは「鏡に映った空間内を動き回る人型スタンド」ですが、その体内に宿るべきスタンドエネルギーは鏡の外の現実世界側にあります。そしてこの「見えざるスタンドエネルギーの塊」は、人型スタンドの動きに連動して人間の首を掴んだり刺し傷を与えたりします。さらにこのエネルギーの塊は人型スタンドに連動していない時も、雨粒を弾く程度の弱いパワーなら発揮できます。J・ガイルはこれを雨傘代わりに使っていたわけです。詳しくは『ハングドマン』で。
A:霊能力者の一種であるスタンド使いはその影響で「霊的な自己治癒能力」を得ています。詳しくは『スタンド使いの特異な「自然治癒」能力』で。
A:「本体の身体」を利用してスタンドの姿形を作っている人型スタンドなどは、本体にダメージを返します。そうでなければダメージは返りません。詳しくは『スタンドのルールに備わる必然性』で。
A:9栄神自体はジョジョのオリジナル設定です。ただ9栄神と22枚のタロットは「生命の樹」と呼ばれる有名な図像上にぴったり配置できます。詳しくは『生命の樹』で。
A:確率としては半々です。オシリス神は「敗北を認める」などして「魂のエネルギーがゼロに近くなった」相手から魂を引っこ抜ける能力です。つまり承太郎直筆の証文を見せられた花京院がその状態になれば奪えます。詳しくは『オシリス神』で。
A:ズボンを履いても暗黒空間で消し飛びます。あの格好はそれに備えたアイスの戦闘装束なのです。詳しくは『ヴァニラ・アイスの服装』で。
A:「ラストバトル」という特別な環境により可能になっています。詳しくは『「ラストバトル」がもたらす能力』で。
A:時が止まった世界での物体は、DIOが直接触れて動かしている間だけ「動く資格」と「他の物体に作用する資格」を持ち、DIOの手から離れるとそれらの資格が失われるからです。詳しくは『「時が止まった世界」に働く法則』で。
A:時が止まった世界では、磁石が動かされると磁場もいっしょに動き、その場合だけ磁力で磁石が引き寄せ合ったりします。詳しくは『「時が止まった世界」に働く法則』で。
A:「水分」を伝って移動できるアクア・ネックレスは、人体内の水分を伝って細かく根を張ることができます。そしてこの根は、山地に生えた森林の根が土砂崩れを防ぐように「肉体を補強する」こともできます。アンジェロはこれで助かったわけです。詳しくは『アクア・ネックレス』で。
A:このルールが作中で初めて言われたのは、シルバーチャリオッツが7体に分身したときです。それを踏まえてこの法則は正確には「等身大の人型スタンドは1人1体」です。つまりスタープラチナやマジシャンズレッドのようなスタンドを2体3体と出すのは無理という意味です。その一方で人型スタンド一体分のエネルギーを小分けにすれば群体型のスタンドを作れます。詳しくは『「スタンドは1人1体」の複雑な理由』で。
A:身長差を誇張した演出です。これは小林玉美や間田敏和でも同様です。詳しくは『読者が目にする加工された世界』で。
A:キラークイーンの爆破エネルギーは「生物」に集中して襲いかかる性質があります。詳しくは『キラークイーン』で。
A:シアーハートアタックの車体やキャタピラなどの外部装甲は、吉良吉影の精神に由来する「あるエネルギー」が樹液が固まるようにして出来ています。そして自力で固まっているこの部分へのダメージは本体には影響しません。詳しくは『シアーハートアタック』で。
A:ドクロ柄は漫画上の演出で、実際は普通のネクタイを付けています。詳しくは『読者が目にする加工された世界』で。
A:エコーズの能力の根源は「振動」を反復したり、増幅したり、持続したりすることです。ACT1は空気の振動である音を反復でき、ACT2は風の音や焼ける音のイメージを増幅して力に変えることができます。そしてACT3は、人型スタンドで殴る力を「重力場の凹み」に変え、それを持続することで「重さ」を与えることができます。詳しくは『広瀬康一とスタンドの関係』で。
A:無理です。クレイジー・Dの能力の原理は、物体内に宿っている「霊的な情報」にパワーを与え、同じ情報を持つもの同士を電磁石のようにパワフルに引き寄せることです。そして「どちらが引き寄せられるか」は「どちらが重いか」で決まります。また吉良と左手があまりに離れると引き合う力が弱まってつながりが切れてしまいます。作中の状況では左手に大人しくついていくのが最善策です。詳しくは『クレイジー・ダイヤモンド』で。
A:吉良の整形を拒んで杜王町から逃げられるよりは、スタンド使いが多数いる杜王町に留め置いたほうがいいと判断したためです。詳しくは『辻彩が吉良吉影を整形した理由』で。
A:トンネル内でのハイウェイ・スターは本体の噴上裕也とは別の霊的存在、杜王町の大地に宿る土地神の力を借りていて、部屋はそれの力で作られています。またこの霊的存在によってハイウェイ・スターは、トンネル内でのみ知能が高くなります。詳しくは『ハイウェイ・スター』で。
A:ヘブンズ・ドアーの能力の根幹は「相手を自分の作品世界に引き込む」ことです。その一環としてヘブンズ・ドアーは、岸辺露伴の作品である「ピンクダークの少年」の世界法則で可能となる肉体能力を、露伴や他者に与えることができます。露伴が原稿を描く際に見せる人間離れした手の動きや、仗助が時速70キロでふっ飛べたのはこの能力によるものです。詳しくは『ヘブンズ・ドアー』で。
A:バイツァ・ダストは死体にも仕掛けられます。つまり早人に仕掛けて起爆して1時間戻して生き返らせました。詳しくは『バイツァ・ダスト』で。
A:可能です。クレイジー・Dの能力の原理は、物体内に宿っている「霊的な情報」にパワーを与え、同じ情報を持つもの同士を電磁石のようにパワフルに引き寄せることです。つまり「仗助の乾いた血」をガラス片に閉じ込めて吉良吉影の向こう側に飛ばせば、それは吉良の体に付けた「仗助の乾いた血」に強く引き寄せられ、背後から撃ち込まれるのです。詳しくは『クレイジー・ダイヤモンド』で。
A:演技です。15歳の少年がチンピラの真似事をしていたので死ぬほど恐ろしい目に遭わせて足を洗わせようとしました。詳しくは『ブローノ・ブチャラティの分水嶺』で。
A:イタリア語で「蛸」を意味する「ポルポ」のブラック・サバスは、まさに蛸のような能力を持っています。切り離された蛸の足がしばらくは勝手に動き、また蛸側では足が再生するように、ポルポは自分の指を切り離して自動操縦のスタンドに変え、指を再生もできるのです。そしてこの能力はギャング組織の幹部であるポルポが、末端の構成員を切り捨て使い捨てる性格であることから生まれたものです。詳しくは『ブラック・サバス』で。
A:康一のこのセリフは「遠隔自動操縦型スタンド」についてよく理解しているからこそです。ポルポの立場に立って考えれば、もしブラック・サバスが日光を浴びて消滅すると自分も死ぬスタンドだと、あまりにリスキーすぎて自動操縦になどできないとわかります。康一はそれを理解していたので、ブラック・サバスは消滅しても本体には影響がないと確信できたのです。詳しくは『「無敵の遠隔自動操縦」という分類』で。
A:ヘアバンドです。おかしな形をしていますがこれには象徴的な意味があります。詳しくは『ギザギザ頭の眷属』で。
A:ボスのキング・クリムゾンで簡単に作れます。詳しくは『「輪切りのソルベ」の作り方』で。
A:スティッキィ・フィンガーズの切断面はジッパーが付いている間は断面が「保護」されます。しかし物体をバラバラにするほどその維持は難しくなります。自分の腕やズッケェロの首を「1箇所」切り離した程度なら血流も空間を飛び越えて維持できますが、肉体を「10個以上」に分割すると断面の保護だけで精一杯になるのです。詳しくは『スティッキィ・フィンガーズ』で。
A:あります。おそらく半径数100mほどです。作中でジョルノたちはボスがいる小島の船着き場で時飛ばしを体験しましたが、仮にヴェネツィア本島にいたなら影響はなかったでしょう。詳しくは『キング・クリムゾン』で。
A:ローリング・ストーンズの能力の影響です。このスタンドは死ぬ運命の人間を「本来より早く」安楽死させ、それと同時に安楽死した人間の家族や仲間に「益」をもたらします。逆にこのスタンドから逃れたブチャラティでは能力効果が反転し、「本来より遅く」までゾンビ状態で活動を続け、それと同時に仲間に「犠牲」を生むことになったのです。詳しくは『ローリング・ストーンズ』で。
A:ウイルスはあくまでスタンド使いになる方法の一つに過ぎません。詳しくは『スタンド能力に目覚める方法』で。
A:矢の種類が違います。「ポルナレフの矢」には「ポルポの矢」には無い付加パーツがあります。スタンドを刺してレクイエムを引き出せるのはこのパーツが付いた矢だけです。詳しくは『スタンドを引き出す「矢」の原理と個性』で。
A:ゴールド・E・レクイエムはジョルノの存在を「未来」に引き上げ、「今」にいる者たちのどんな攻撃も届かなくする能力です。この「引き上げ」が物理空間にも影響を与え、ジョルノとレクイエムを宙に浮かせたのでしょう。詳しくは『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』で。
A:このスタンドは正確には局所的に「宇宙空間」を作り出す能力です。無重力化したから真空化したのではなく両方セットで発動するのです。そしてこの能力は本体の「利己的すぎる性格」から生まれています。詳しくは『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』で。
A:あの鳩はスタンド使いで、能力を使って中庭にたどり着いています。詳しくは『「サヴェジ・ガーデン」は鳩のスタンド』で。
A:空条承太郎の娘にしてジョースターの末裔である空条徐倫に秘められた、「人知を超えた強運の力」のことです。詳しくは『「無謀なツバメ」と「凄み」の話』で。
A:ジョルノは11年前の5部の時点ですでに「DIOの息子」としての使命を終えています。それは「悪魔ディアボロの打倒」です。なのでプッチ神父のところに行く意味は特にありません。詳しくは『ジョルノ・ジョバァーナの「天国」への貢献』で。
A:時止め能力はそれを使用する「土地」の、「霊的力場」の負荷が強いほどに持続時間が短くなります。杜王町やグリーン・ドルフィン島は力場が強く、逆にケープ・カナベラルは力場が弱い土地です。なので前者では持続時間は短く、後者では長くなります。詳しくは『「時が止まった世界」でのスタープラチナの活動時間』で。
A:「動いている物しか見えない」というジョニィの解釈は半分正解ですが半分不正解です。正確には恐竜は動いていない物も大ざっぱに見えています。スケアリーモンスターズの恐竜は物体の判別能力に問題があり、「静止した生物」を生物と判別できません。なのでジョニィの解釈は正確ではないなりに通用します。詳しくは『スケアリーモンスターズ』で。
A:リンゴォはマンダムを不意打ちの回避など「公正な決闘の実現」にのみ使い、自分が不当に有利になる使い方はしません。そしてリンゴォにはこの「誓い」を死んでも破れない事情があります。詳しくは『マンダム』で。
A:SBRの世界には並行世界が存在します。そして基本世界を取り巻く並行世界の「広さ」は、「聖なる遺体」が揃うほどに狭まっていくように出来ています。大統領は「平行世界を行き来できる」スタンド能力の影響でこの「狭まり」に呼応し、体型が痩せていったのです。詳しくは『SBR世界で書き換わる「過去」と「記憶」』で。
A:「ジョースターの一族」は「星のように輝く魂」を持っており、星型のアザはそれを表すものです。このアザの設定はジョジョ3部で出てきたため、ジョジョ1〜2部時点でのジョナサンやジョセフには描かれていませんが、「ジョジョ日本八景」での彼らには描かれています。これを踏まえてリサリサは、ジョースターとはまた異なる「星のように輝く魂」を持っています。このためリサリサにも星型のアザが描かれたのでしょう。詳しくは『「星」を愛した「星」エリザベス・ジョースター』で。
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